NHKドラマ「限界集落株式会社」第5話の感想まとめ

こんばんは、おたまです。限界集落株式会社の最終回について感想を書いていなかったので、思い出したが吉日と書いていきます。自分が農作業を始められる季節になってきたから浮かれて忘れてたというオチなんですが・・・。

本当に良いドラマだったので、まとめて再放送などもあるといいんですけどね。どうなんでしょうかNHKさん。それでは目次を挟んでスタート。

目次

  • 仕事の忙しさと働く人の幸福度は比例しない
  • 地域おこしはどうあるのが良いか
  • 田舎に最も必要なのは地域が持続可能なレベルの人口維持

仕事の忙しさと働く人の幸福度は比例しない

限界集落株式会社の最終話では、有機JASを取った鉄平の畑で収穫されたもちきびから農薬が検出された問題を中心に描かれていました。忙しくなりすぎて人でも足りない中、有機JASでは使用不可な農薬の入った散布器を鉄平が間違えて使ってしまったシーンは印象的。炎天下の農作業が続くと頭がボーっとしてああいう状況が起こりやすくなるのは納得です。

問題の発覚後、鉄平をとまりファームから除名する流れになる中、美穂のセリフが印象的でした。「こんなことなら村を株式会社なんかにするんじゃなかった・・・」。村に活気を取り戻そうと代表として奮闘していた、村育ちの最年少の若者・美穂のセリフはずしんと重いものがありました。村のためにと頑張っていたはずが、自分も含めて村の農家たちが幸せじゃなくなっていくのは辛いこと。収入は仕事量に比例して大きくなるでしょうけど、幸福度は比例しない典型例と言えるでしょう。

地域おこしはどうあるのが良いか

美穂や多岐川を中心に村全体で取り組んできた直売所や通販が実を結び、止村の経済が潤ったのは間違いないですよね。でも、鉄平がふらふらになりながら農作業をしていて、間違えて農薬をまいてしまったシーンはやはり心に刺さるものがありました。

食品偽装問題として扱われるミスをした鉄平は、通常の会社ならば組織を守るために切られても仕方ないかもしれません。しかし、ドラマ内では鉄平を切り捨てるのは違うと、正登が記者会見で鉄平をメンバーに残すと発表。ここに地域の助け合いという風習の良さが集約されているように感じました。もちろんこの後はキレイ事で済まない苦労もついて回るでしょうが、村全体が法人である以上、利益優先ではなくメンバーの生活や幸せを重視するのは当然かも。

ドラマ内では忙しくなりすぎたとまりファームで食品偽装問題が起きたという展開でしたが、こうならない地域おこしはどうあれば良いか考えてみました。利益は追い求めるとキリがないので、上限値を最初から決めてしまうのも手じゃないかな。ある程度の忙しさ、ある程度の収益で満足できるラインを決めるというか、幸せを感じられるレベルの仕事量と収入をしっかり考えた地域おこしじゃないと、地域の経済が潤っても働く人の幸福度が下がってしまったのでは意味がないですから。

田舎に最も必要なのは地域が持続可能なレベルの人口維持

ドラマで描かれていた止村は、人口が100人未満という限界集落。この地域を活性化するために必要なことはというテーマの作品でしたが、多岐川が取り組んだような農産物の売り方・PR方法などは若干必要でしょう。しかし、一番必要なのは限界集落が持続可能な集落になるための人口増加。どのくらい人口があれば集落や村が持続可能なのかわたしは知りませんが、地域おこしの核は人口を持続可能なレベルまで引き上げて維持することでしかないと思います。

そのために産業を起こすのが必要というのも理解できますが、適正規模でその仕事をしている人たちが幸せそうに見える形じゃないと意味がないです。ドラマ内でも正登の農場で研修をしていた若者が止村で農業をしたいと残ったり、観光農園に来ていたお客さんが移住してきたりというシーンが見られました。多岐川が起こした産業は人を呼ぶきっかけとして必要ですが、そこで利益をどんどん上げ続けるのには無理があります。地域産業おこしは移住者の呼び水となる規模になればよくて、際限なく利益を膨らませるものじゃなくてもいいはずなんですよね。そのバランスの良い地域おこしが各地で進んでいけばいいなと思わずにいられないドラマでした。

久しぶりに本当に面白いドラマだと感じた限界集落株式会社。最近よく考えるテーマだった地域おこしと結びつく内容だったので尚さら楽しめました。地域おこしに携わる方や、地域おこし協力隊の方も参考に見てみると面白いかも。再放送の情報はまだ見られませんが、NHKオンデマンドで動画購入できるようなので、興味がある方は見てみてはいかがでしょう。

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